藤田桃子さんのレクチャー&トークを聞いてきた。
藤田さんは仙台デザインリーグ2008で見事日本一に輝いた方で、
京大大学院に進学し、一年間スイスへ留学し、今年卒業なされた方です。
はじめに藤田さんから30分ほどのレクチャーがあり、その後に建築女子
含め会場全体でトークセッション という構成でした。
藤田さんのレクチャーでは日本一をとった作品・キャベツのプレゼンに
始まり、卒業後のスイス留学時代の計画、そして帰国後今を順にプレゼン
していただき、日を追って変化して行く建築感に触れながらのレクチャー
でした。
なかでもスイスでのインターン中に知り合ったケイティという友人
(藤田さんは日本語を、ケイティはフランス語を教えます
とインターネット上で告知しあっており知り合ったという!)
の実家であるペルーの住宅のリノベーション計画の話しが面白く、
藤田さんはインターン後の3ヶ月をその家族とともに生活し、
そこに住まう家族それぞれの要求をリスト化したり、スケッチを交えて
スタディを重ねプランの設計を行ったそうです。
さらにはファサードのペイントは家族の皆にそれぞれの割当の部分の
イラストを描いてもらい、100パターン以上のそれらの組み合わせから
決定するという方法をとったのこと。
ここでは藤田さんがプレゼン中に何度か触れていた、建築感がとても
感じられ、「楽しい 楽しめること」を第一に考えて、住宅にくらす人に
生で接するというスタンスが現れていると感じた。
それは藤田さんが言っていた「建築家 というより 建築を学んだという
バックグラウンドがあるだけの、チームの一員として家の人たち皆と
話しをしていた」という言葉に非常に現れていたように感じた。
その建築は結局そこに住まう家族のセルフビルドで作り上げるそうで
藤田さんは帰国してきてしまったため完成を見ていないそうですが、
写真等があれば是非見たいものです。
プレゼンの最後に藤田さんは
「対話からうまれる、建築、まち」
という言葉を提示していて、それはこのペルーでの計画のような
ものを意識しての言葉であり、非常に好感と同意を抱くものでした。
が、その一方上記のような意志統合の手法(スケッチと生の対話)は
個人住宅であればこそ可能ですが、より多くの人をまきこむ建築の
場合どう可能にして行くか、またその建築のみならず周辺との関係の
調整・対話をどのように行って行くのか。 という点において課題が
あるのだろうと感じ、同時に今後藤田さんがどう対話を続けて行くのか
大変興味を抱いた。また何かの機会にお話しできればと思う。
このイベントは最初にも触れたように南洋堂のN+ギャラリーにて開催中の
建築女子「私たちのアトリエ...女子だけ?!」という展示会の中行われた
ものでしたが、その建築女子による進行・空間は普通のイベントにはない
初めて体感するような空気感で非常に新鮮であるとともに戸惑いました(笑
この展示自体は27日まで行われているので、是非足を運んでみてはと思います。
また26日には建築女子×YPAC企画としてトークイベント(苦笑)もありますので
是非こちらも。 26日の内容は後日YPACradioとして配信予定ですのでそちらも
よろしくお願いします。
建築女子(http://architecturegirl.web.fc2.com)
藤田桃子さんレクチャー&トークUST(http://ustre.am/aorW)
YPAC(http://ypac.web.fc2.com/ypac_top.html)

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